作 文町さん
KP ゆうさん
PL はしゅみい PC煙々心
へへへ…この感じたまんないなぁ…。
めちゃくちゃ楽しかった…。へへへ…。
下記よりネタバレ注意
このシナリオ、前から気になってはいたのですが、募集をかけるのも、なんか違う気がするよなぁ。って考えていて、募集はかけずにいたんです。(と言いますのも、有名シナリオであるという認識だったので、KPさんの分母が多いと思い、もちろんその分KPさんは見つかりやすいと思うのですが、むやみに募集をして急いで通過したいあまりコミュニケーション等で悩みたくなかったのです…。)
今回通過できたのも、前回ゆうさんの所で通過した夜ニ妄リで最高体験をしたからというのが大きかったのはここだけの話です。
結論から言うと、最高のシナリオでした。
シナリオに関して言いますと、本当に精神病患者に対する当時の状況や、同性愛者に関する状況について、すごく情報や描写などがなまなましくて、リアルな体験のようでした。じめじめとはい寄ってくるような恐怖感が大好きな私にとってはとても大満足でした。
結局、十三はただの狂人だったのか。狂気の中に垣間見た真実だったのか。
探索者自身も、これからありもしない恐怖に震えて生きていくことになるのか、一時的な狂気による幻覚だったのか、はたまた、…真実だったのか。
この、得も言われぬような残された謎がこのシナリオに上質な恐怖の余韻を残してくれて、とても、とても、楽しかったです。
シナリオ内で、私がひっくり返された!と思ったところは十三の死でしょうか。
いえ、ぶっちゃけますと、「センセ、…。さようなら。」の言葉からきっと、これが十三と生身同士で出会うのは最後なのだろうと、直感しておりました。ただ、彼がなぜ自死できたのか、謎は残るのだろうな、と考えておりましたので、文恒さんの手記が、わたしにとってどんでん返しのようなものを感じました。
当時の精神病患者は私宅監置が主流で、中にはやはり、哀れみなど様々な感情から自〇ほう助のような選択をとるご家族も多かったようです。
最後、十三さんが自〇をできたというのも、やはり文恒さんが自責の念や治るのかわからない焦燥感から、縄を用意してしまったのだろうなと。勝手に考えております。病院側は、おそらく直接的に自殺の手段となるようなものを近くに置くことはあり得ないと思うので。
ここまで生々しい事情のようなものが、シナリオ内に反映されていることを感じたとき、肌が泡立つような恐怖を感じました。
きっと、十三の死のあと、質問を受けたとき、文恒さんは十三の死に間違いはなかったのだと意味のない行為ではなかったのだと、思いたいのかな。と(PC,PLともにそうやって)考えて、「今となっては、私にも分かりません。(直訳:治らなかったかもしれませんね。)」と答えたけれど、実際の所、文恒さんはどう考えていたのだろうか。
先生である、心ぐらいは、治るに決まっていると、信じていたと、言って欲しかったのだろうか。
でも、だって、もう死んでしまったのに、まだあがき続ければ、治ったかもしれないだなんて、酷すぎるじゃぁありませんか。いままで、十三も、文恒もきっと頑張り続けてきたのに。医者としては、もちろん治すつもりであったし、治るつもりであった。けれど、現実と理想は違うからね。受け入れるしかないと思う。
最後の骨、心は食べました。
それは、十三が望んでいたから、というのは大きかったように思う。患者が望むことには、必ず何かの意味があるのだ。そう考えるのが心でした。
心は手記を文字通り受け止めました。十三自身に生きる意味を与えてほしいのだと。さすがに文恒からその場で急に言われて、周り一帯が異様な雰囲気に包まれて、驚いて一度隠すことを試みたけれど、失敗しました。けれど、あそこで成功していたとしても、そのまま自宅へと持って帰って一人静かになったときに骨を噛んでいたかもしれない。そう考えてます。
でも、昔は(骨噛み)という風習がありましたからね。骨を噛んで、死者を弔うという風習が。ただ、文恒さん達はそれをしていただけかもしれない。その風習になじみがない探索者が、十三の狂気を真に受け止め続けたおかげで、異様な物であると幻覚を見たのかもしれない。
灯台守の男の風貌があまりにも異質すぎて、十三の手記という狂気に触れすぎて。あの男のような風貌に見えたのかもしれない。
灯台守のあの口元、リアルでもあのような容姿になる先天性疾患がありますよね。口唇裂というのですけれど。画像は見慣れない人にとってはグロイかもしれない?ので、あまり検索はお勧めしません。今現在は子供のまだ皮膚が柔らかいうちに手術で治すことの方が多いと聞きます、昔はやはりそうでもなかったようで。
通過している当初はそういう病気であのような風貌になり、周囲からの印象でそういう悪いうわさが立ったのだろうと考えていました。
購入したシナリオ内ではっきり灯台守はグールになっていたことが記されていたので、関係ないのか。とは思いました。
やはりシナリオ通過時、昔は無知ゆえの様々な物への差別観はどうしてもあり得ますから、そのような人が集められたところが灯台守が暮らしている区画なのかな。と、思っていたりしました。世間とは一風違うような、そういった方々はどうしても肩身が狭い思いをしますから。
このシナリオは、様々な要素や情報が出てきても、本当に真相がはっきりとわからないというところがとても素敵でした。(私がいろいろな元ある情報にこじつけてしまうからかもしれませんが)
ここからはシナリオに直接関係しているお話ではなく、セッション中に感じていたお話を連ねます。
PLとしては、線の細い、狂気的な美人に振り回される年上おじさんが大好きなので、とてもウハウハで通過しておりました。でもやはり、時代観的に男性をそういった目で見る男性というのは少ないため、全面的にそういったRPはしませんでしたが最高だったな…。
KPさんの弱弱しい、狂気に染まっているような男性のRPめっちゃ好きなんですよね…。なんか、本当に助けてほしそうに懇願しているように伝わってきて、PLまで、「よっしゃ!たすけちゃあからな!」とか思ってしまう…。
十三君の見た目も相まって、まじで、はかなかったなぁ…。
ゆうさんのチャンチキチャンチキ、チキトントン聞きたかったなぁ…。文町さんのendD描写も素敵やったもんなぁ。ゆうさんのチャンチキも聞きたかったなぁ…。まあ、あれ聞くときはロストするときだけだもんね…。いや、でも、聞きたかったなぁ…。
他のrpも、素敵なんやけどね…やっぱり、十三君が格別に感じてしまう…。
あの、誉め言葉のつもりで書いてるんです…怒らないでくださいね…。
録画見返したいけど、自分の声恥ずかしすぎて見返せないんよなぁ…いつも途中で止めてしまう…少しずつ見返そう…。